ハーブの利用法『浸剤』
浸剤 Infusion
ハーブティーと一般的に呼ばれているもので、手軽にハーブを利用することができる方法です。
この方法は、香りや色合いを楽しむことができ、ハーブの水溶性の有効成分を得ることができます。
花や葉など柔らかい部分を使用し、ローズ・ミントなどよく知られるハーブの多くは心材に適しています。
浸剤には「温浸剤」と「冷浸剤」があります。
温浸剤 Hot Infusion
熱湯を用いて作る浸剤。
発汗作用などを求めるときに用いる方法です。
【材料】1回分(200㎖)
- ドライハーブ1~3g(小さじ半分~大さじ1)
フレッシュハーブの場合2倍の量
【作り方】
step
1マグカップやポットに入れ、沸騰したお湯を注ぐ。
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2蓋をして2~5分。
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3茶漉しなどで濾して出来上がり。
日持ちしないので、飲用の都度作るのがいいけど、冷蔵庫で半日保存可能。
冷浸剤 Cold Infusion
水を用いて作る浸剤。
粘液質を含むハーブを使用するときに用いる方法です。(マーシュマロウ根など)
【材料】1回分(200~400㎖)
- ドライハーブ1に対し、水10~20の比率
【作り方】
step
1上記の分量を入れ、冷蔵庫で一晩浸す。
step
2茶漉しなどで濾して出来上がり。
雑菌が入らないように注意。
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参考文献
参考文献 『メディカルハーブ―薬用ハーブ完全図解ガイド)』ペネラピ・オディ著 英国ハーブソサエティ編/日本ヴォーグ社(1 ...
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