キャリアオイル「浸出油」の作り方|ハーブの利用法

2018年10月31日

浸出油とは?

ハーブを植物オイルに漬けて、その成分を抽出させたものです
ハーブを植物オイルに漬けることにより、ハーブに含まれる油溶性の成分(精油の成分も含む)が、植物オイルに移行します。

ハーブの成分が溶け込んだ浸出油は、マッサージに使われたり、軟膏クリームの材料として使われたりします。

浸出油の製法には、熱を加えて浸出させる温浸出油と、太陽光線(常温)で浸出させる冷浸出法があります。

温浸出油 Infused Oils

多くの浸出油がこの方法でつくられ、使用するハーブはカレンデュラ、ローズマリー、チックウィードなど。

【作り方】

step
1
適度な大きさのハーブに浸るくらい植物オイルを入れ2~3時間湯煎する。

植物オイル:サンフラワーオイル、スイートアーモンド、セサミオイルなど
(耐熱性の高いオイルが適している。)
ハーブと植物オイルの量は、ハーブ1に対し植物オイル2~6くらいの配合

step
2
ハーブを濾す。

濾したオイルに新しいハーブを入れstep1・2を繰り返しても。

step
3
遮光瓶に入れ、冷暗所で保管。

余熱が取れてから蓋をします。

メモ

冷暗所で半年~1年保存可能。

冷浸出法(太陽光線法) Macerated Oils

使用するハーブはセントジョーンズワート、マレイン花、ローズなど。

【作り方】

step
1
透明な蓋つきガラス瓶に、適度にカットしたハーブを瓶の3分の2ほど入れ、植物オイルをハーブがしっかり浸るまで入れる。

植物オイル:オリーブオイル、スイートアーモンドオイルなど。

step
2
瓶に蓋をし、日が当たる所で1~2週間置く。


step
3
1日に1~2回瓶を振り、中身を混ぜる。


step
4
色や香りがオイルに移ったら、ハーブを濾す。


step
5
遮光瓶に移し、冷暗所で保管。

メモ

冷暗所で半年~1年保存可能。

 

参考文献

参考文献 『メディカルハーブ―薬用ハーブ完全図解ガイド)』ペネラピ・オディ著 英国ハーブソサエティ編/日本ヴォーグ社(1 ...

続きを見る