煎剤(煎じ茶)|ハーブの利用法

ハーブの利用法『煎剤』

煎剤 Decoction

煎剤は、一般的に煎じ茶と呼ばれるものです。

ハーブの熱に破壊されにくい成分浸剤では浸出しにくい有効成分を抽出するのに適した方法です。より濃く抽出することができる方法。

使用部分は、根・樹皮・種・実などの植物の堅い部分を使用するのに適しています。芳香成分が主成分のハーブには向かない。

煎剤 Decoction の作り方

【材料】4回分(200㎖)

  • ドライハーブ:10g
  • 水:250㎖

【作り方】

step
1
鍋、ポットなどにハーブと水250㎖入れる。

火にかける前にハーブと水を馴染ませてから煮込む方法もあります。

step
2
火にかけ、沸騰したら弱火で200㎖くらいになるまで、15分~1時間煮込む。

煮込む時間は、ハーブの硬さなどによります。

step
3
茶漉しなどで濾して出来上がり。

キュッと濾してハーブに残っているエキスも絞り出します。

飲用の都度作るのがいいが、冷蔵庫で2~3日保存可能。

濃縮煎剤 Concentrated Decoction の作り方

煎剤をさらに煮込んだものが濃縮煎剤です
熱に強い成分のハーブに使用する方法です。

【材料】200㎖分

  • ドライハーブ:50g
  • 水:1ℓ

【作り方】

step
1
鍋、ポットなどにハーブと1ℓ入れ煎剤を作る。

step
2
濾してから再度火にかける。湯気がでたら弱火にする。

step
3
200㎖くらいの量になるまで煮詰めて出来上がり

冷蔵庫で4~7日保存可能。

 

参考文献

参考文献 『メディカルハーブ―薬用ハーブ完全図解ガイド)』ペネラピ・オディ著 英国ハーブソサエティ編/日本ヴォーグ社(1 ...

続きを見る