ジンジャー Zingiber officinalis
ジンジャーのハーブとしての特徴
ジンジャーは和名ショウガで、薬味としてなじみ深い。西洋でも古くから薬用ハーブとして使われている。
日本では昔からショウガは風邪の時、ショウガ湯や、ショウガ酒として飲用したり、すりおろしてのどのシップなどに用いたりと、民間療法でも使われている。
ジンジャーの辛味成分の一つであるショウガオールが血管を拡張し、血行を良くする。 血管を拡げて血液の循環を促進する作用と、抗炎症作用があることから、発汗・去痰作用もあり、冷え性、関節炎にもよい。
また、食欲を増進し、消化を助ける健胃効果もある。
外用でも、しもやけ、肩こり、関節炎効果があり。
珍しい利用法として、厄除け、魔除けとしても使われている。
ジンジャーのDATE
ジンジャー | |
学名 | Zingiber officinalis |
英名 | Ginger |
科名 | ショウガ科ショウガ属 |
原産地 | 東南アジア |
特徴 | 多年生草木 草丈:60~100cm |
性質 | 辛味・穏やかな甘み/熱・乾 |
成分 | 精油、辛味成分 |
作用 | 消化促進、鎮痙、駆風、制吐、循環刺激、末梢血管循環促進、抗炎症、鎮痛、殺菌、去痰、抗血小板、健胃、発汗促進 |
ジンジャーの使用上の注意
※妊娠・授乳中は多量使用注意。
ジンジャーの利用・効果
ジンジャーの精油(アロマオイル)
根茎(乾燥) 水蒸気蒸留法
効果効能マッサージオイル:リウマチ、腰痛、筋肉痛、しもやけ、冷え性
飲用:鼓腸、月経痛、悪心、胃の不調、発熱
ジンジャーの浸剤(ハーブティー)
根茎(乾燥)
効果効能飲用:悪寒、風邪、腹部膨満感、痰の過剰
湿布(ガーゼなどに浸剤を浸して幹部に当てる):切り傷、擦り傷
浸剤とは?浸剤の作り方はこちら
-
浸剤(ハーブティー)|ハーブの利用法
ハーブの利用法『浸剤』 浸剤 Infusion ハーブティーと一般的に呼ばれているもので、手軽にハーブを利用することがで ...
続きを見る
煎剤とは?煎剤の作り方はこちら
-
煎剤(煎じ茶)|ハーブの利用法
ハーブの利用法『煎剤』 煎剤 Decoction 煎剤は、一般的に煎じ茶と呼ばれるものです。 ハーブの熱に破壊されにくい ...
続きを見る
ジンジャーのチンキ剤
根茎
効果効能飲用:温性の循環刺激、鼓腸、消化不良、悪心
チンキとは?チンキ剤の作り方はこちら
-
チンキ・ティンクチャー(Tincture)|ハーブの利用法
チンキ・ティンクチャー(Tincture)とは? ドライまたはフレッシュのハーブをアルコール、またはアルコールと水のブレ ...
続きを見る
ジンジャーのカプセル剤
根茎
効果効能乗り物酔い、妊娠中のつわり
ジンジャーのお酒
根茎
効果効能胃液の分泌促進、整腸、二日酔い、腸の張り、便秘、下痢、風邪、咳、声がれ
ジンジャー酒のレシピ 【材料】1ℓの瓶に作る場合 【作り方】 ストレート、ロック、お湯割りなどで。料理酒として。
参考文献
-
参考文献
参考文献 『メディカルハーブ―薬用ハーブ完全図解ガイド)』ペネラピ・オディ著 英国ハーブソサエティ編/日本ヴォーグ社(1 ...