カモミール Chamomile German/Chamaemelum nobile
カモミールのハーブとしての特徴
カモミールはカモマイル・カミツレとも呼ばれる。
何千年も前から薬草として使われ、ヨーロッパでは民間薬として利用されているハーブ。 リンゴに似た香りがする。その香りから古代ギリシャでは「地上のリンゴ」と呼ばれていた。
カモミールには多年草のカモミール・ローマンと、一年草のカモミール・ジャーマンがある。 花、香り、葉の形、茎の長さなど外観は少々異なるが、性質や用途はほぼ同じ。
一般的にカモミールの名前で親しまれている種類はジャーマン・カモミール。
抗炎症作用、鎮静作用があり、皮膚のアレルギー症状に効果がある。
湿疹、吹き出物、ヘルペス、創傷、ドライスキン、ストレスによる肌の諸症状に効く。
軟膏は、傷、かゆみを伴う湿疹、虫刺され、刺激症状に。
精油を使ったローション、クリームは、湿疹に。
カモミールのDATE
カモミール | |
科名 | キク科 |
属名 | シカギク属(German)、アンテミス属(Roman) |
学名 | Matricaria recutita(German)、Anthemis nobilis(Roman) |
英名 | Chamomile German/Wild Chamomile |
原産地 | ヨーロッパ |
特徴 | ジャーマンは1年草、ローマンは多年草 草丈:30~90㎝ |
性質 | 苦味、甘味/涼、平 |
成分 | 揮発成分(アズレンなど)、フラボノイド(ルチンなど)、タンニン、コリン、クマリン |
作用 | 消炎、鎮痙、創傷、抗菌、鎮静、発汗、駆風、抗アレルギー、鎮吐 |
カモミールの使用上の注意
※子宮収縮作用があるので、妊娠中は必ず容量を守り、精油は絶対使用しない。
※キク科アレルギーの人は注意。
カモミールの利用・効果
カモミールの精油(アロマオイル)
花 水蒸気蒸留法
カモミール・ローマン:黄色
カモミール・ジャーマン:青色(深いインクブルー)
疝痛、月経痛、神経痛、抗炎症、湿疹、
アレルギー
ローション、クリームなど:かゆみを伴う湿疹、皮膚炎、傷、虫刺され
吸入剤:鼻カタル、ぜんそく、百日咳
カモミールの浸剤(ハーブティー)
花
効果飲用:過敏性大腸症候群、食欲不振、消化不良、不眠改善、ストレスに。
湿布(ガーゼなどに浸剤を浸して幹部に当てる):冷やした浸剤や芳香蒸留水は疲れ目に
ローション、クリームなど:皮膚炎、傷、ニキビ
マウスウォッシュ:口内炎 洗眼剤:結膜炎、眼精疲労
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カモミールのお酒
花
効果風邪、疲労回復、整腸、不眠、ストレス、胃痛、消化不良
カモミールのお酒の作り方
【材料】1ℓの瓶に(約800㎖)作る場合
- カモミール(ドライ) 15g 生の花の場合60g
- ウォッカまたはホワイトリカー 360㎖(1本)
- 白ワイン 360㎖(1本)
- 砂糖 50g(1本)
【作り方】
step
1密閉できる瓶に材料全部入れる。
step
21週間以上冷暗所で保管。
step
3濾してカモミールを取り除いて完成。
ストレート、ロックなどで。 はちみつを加え、食後や就寝前に飲むと安眠効果あり。