エプソムソルトとは?|使い方のコツと効果

2018年10月19日

エプソムソルトとは?

Epsom Salt

学名:Magnesium Sulfate Heptahydrate

化学式:MgSO₄・7H₂O

エプソムソルトは、「ソルト」と言っても「塩」ではありません。15世紀~16世紀にイングランドのエプソムという所で発見され、見た目が白く塩に似ていたためにその名が付いたと言われています。

硫酸マグネシウムというミネラルの一種です。

▶エプソムソルト-Wikipedia-

必須主要ミネラル7種のひとつで『ミネラルの王様』と呼ばれ、 天然温泉にも含まれている成分で、にがりや天然塩にも含まれています。

欧米では200年以上前から年配者の腰痛にいいと愛用され、使われてきたものです。

エプソムソルト(入浴剤)の使い方とコツ

使い方はとても簡単だけど、ちょっとしたコツを守ることで効果もUPします♪

step
1
浴槽のお湯150ℓにエプソムソルト150~300gが使用目安。

お湯に対し0.1%以上の濃度で使用するのがいい。

ポイント

濃度が低すぎると効果が感じられないこともある。0.1~0.2%使用が効果UPのコツ

多めに入れるのがおススメです。

 

step
2
お湯の温度は39~42℃が最適。

ポイント

ぬるめにゆっくりとがおすすめだが、気温・体調に合わせた温度で。

夏は39~40℃ 冬は41~42℃など、季節によっても温度調節を。

 

step
3
約10分~20分入浴する。

ポイント

入浴時間が短すぎても効果が感じられないこともある。

注意ポイント

20分以上入らない。エプソムソルトの効果で体が温まりやすく、体調によりのぼせる場合があるので注意

 

step
4
1日では効果を十分に得られないので、1週間はエプソムソルト入浴を続ける

1回の入浴で汗をかくなどの効果は得られるけど、腰痛、冷え性改善などの効果は使用を続けたほうが効果がUP。

体験談(エプソムソルト使用レビュー)です

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ココに注意

使用の注意事項!

・入浴時間は20分以上入らない。
・温浴効果・発汗作用が高いため、水分補給をする。
・飲酒後の入浴は控える。
・入浴後の運動は避ける。
・お肌に合わない場合は使用を中止する。

 

エプソムソルトの効果

入浴剤として使うだけでかなりの効果があるのはとてもうれしい♪

血行促進・発汗作用

体を芯から温め、血行が良くなり、汗をたくさんかくことができる。

汗をかくことで新陳代謝をよくなり、毒素や老廃物を体から排出するデドックス効果につながる。

余分な水分を排出し、むくみも解消。

冷え性に効果・安眠効果

体を温め血行が良くなることにより冷え性改善

体の芯までぽっかぽかに。お風呂から上がってもしばらく体が温かいので体も緩んでリラックス。

神経伝達物質の生成にマグネシウムが必要。抗ストレスホルモンを作り出す副腎皮質の機能を助ける働きもあり、イライラを解消深い睡眠へと導かれる。

月経前症候群の緩和

月経前症候群の人は、血中のマグネシウム濃度が低いということが報告されているので、エプソムソルトの入浴は効果的。

ホルモンバランスを整え、精神を落ち着かせるため、月経前にイライラしたり怒りっぽくなるといった症状にも効果がある。

腰痛・関節痛・筋肉痛などを緩和

炎症を抑える働きがあり、腰痛、筋肉痛、打ち身、捻挫など痛みを和らげる効果あり。

美肌効果・角質除去

新陳代謝が良くなることで、ひじやかかとの角質を除去する。もちろん顔の角質も落ちる。 爪の周りもキレイになる。

リラックス効果

マグネシウムには精神を安定させ働きがあり、神経を鎮め、イライラを和らげる。 体もほぐれるので心身ともにリラックスできる。

体臭予防

新陳代謝が良くなり、老廃物を排出することで、体臭消臭効果あり。

湿疹などのかゆみを緩和

炎症を抑える効果があり、更に抗菌作用もあり。頭皮湿疹にも効果あり。

便秘解消

体内の水分を腸に集める働きがあり、入浴剤として使うだけで腸の運動を活発化させる効果あり。

その他の効果

血行促進効果により、痔の改善

 

 

エプソムソルト(硫酸マグネシウム)には品質(種類)がある。

品質:医薬品・食品添加物・工業用とある。

入浴剤に使われる品質は、食品添加物品質のものが多い。  

食品添加物

豆腐を作る凝固剤、醸造用の添加物(醗酵助成剤:醗酵時の微生物の栄養源)など。

工業用

農作物の肥料、染色など