浸出油とは?
ハーブを植物オイルに漬けて、その成分を抽出させたものです。
ハーブを植物オイルに漬けることにより、ハーブに含まれる油溶性の成分(精油の成分も含む)が、植物オイルに移行します。
ハーブの成分が溶け込んだ浸出油は、マッサージに使われたり、軟膏やクリームの材料として使われたりします。
浸出油の製法には、熱を加えて浸出させる温浸出油と、太陽光線(常温)で浸出させる冷浸出法があります。
温浸出油 Infused Oils
多くの浸出油がこの方法でつくられ、使用するハーブはカレンデュラ、ローズマリー、チックウィードなど。
【作り方】
step
1適度な大きさのハーブに浸るくらい植物オイルを入れ2~3時間湯煎する。
(耐熱性の高いオイルが適している。)
ハーブと植物オイルの量は、ハーブ1に対し植物オイル2~6くらいの配合
step
2ハーブを濾す。
step
3遮光瓶に入れ、冷暗所で保管。
メモ
冷暗所で半年~1年保存可能。
冷浸出法(太陽光線法) Macerated Oils
使用するハーブはセントジョーンズワート、マレイン花、ローズなど。
【作り方】
step
1透明な蓋つきガラス瓶に、適度にカットしたハーブを瓶の3分の2ほど入れ、植物オイルをハーブがしっかり浸るまで入れる。
step
2瓶に蓋をし、日が当たる所で1~2週間置く。
step
31日に1~2回瓶を振り、中身を混ぜる。
step
4色や香りがオイルに移ったら、ハーブを濾す。
step
5遮光瓶に移し、冷暗所で保管。
メモ
冷暗所で半年~1年保存可能。
-
-
参考文献
参考文献 『メディカルハーブ―薬用ハーブ完全図解ガイド)』ペネラピ・オディ著 英国ハーブソサエティ編/日本ヴォーグ社(1 ...
続きを見る