肌や髪を保湿したいときに使うシアバター。
古くから火傷、紫外線による肌の乾燥の保護などに使われ、「保湿の王様」と言われています。
シアバターにはステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸、トコフェノールなどのビタミンも含まれます。人の皮脂と似た性質を持つため肌へのなじみがよく、乾燥から保護してくれます。
お肌が乾燥気味の時によく使います♪
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シアバターは何からできているの?
シアバターとは、シアの木の種子から作られる植物性油脂のことです。
食用や薬品、燃料として使われ、クリームや石鹼などにも配合されています。非常に保湿効果が高いことから美容面でも化粧品やヘアケアなどに使われています。
シアバターのデータ
シアバター | |
学名 | Butyrospermum parkii |
抽出部位 | シアの木の種子(アカテツ科シアバターノキ) |
抽出方法 | 圧搾法 |
色 | 白~薄いクリーム色 |
融点 | 34~44℃ |
原産地 | 西アフリカ~中央アフリカ |
特徴 | 酸化しにくい |
シアバターの成分
シアバターの成分
- ステアリン酸・・・脂肪酸 酸化しにくい油脂
- オレイン酸・・・脂肪酸 酸化しにくい油脂で、皮膚への柔軟性や浸透性に優れている。
- トコフェロール・・・油溶性ビタミンE 酸化防止効果あり。
- カロチノイド・・・色素
シアバターの使い方と効果
シアバターの基本の使い方
シアバターは常温だと固形状で硬くなっています。体温ですぐに溶けるので少量を手に取り温めてから使用します。
溶かしてから使うと肌になじみやすくなります。
シアバター100%
フェイスケア
顔全体の保湿
保湿クリームとして顔全体、または乾燥が気にに塗ります。
シアバターの油分が肌を保護し、乾燥を防いでくれます。
目元の保湿
乾燥しやすくデリケートな目元を重点的に保湿を。
スキンケアの最後に目元にシアバターを縫って寝るだけで目元の乾燥を防いでくれます。
唇の保湿
リップクリームやリップグロスと同じように使います。唇を柔らかく保ってくれます。
シアバターを塗った後ラップを使ってパックをするのも効果的です。
ハンドケア
荒れがちな手肌に、保湿成分が浸透してしっとりとうるおい保湿します。
爪や爪の周りにすり込むようにマッサージをすることでささくれ防止、割れにくくきれいな爪に。
寝る前にたっぷりと塗ってハンドケア用の手袋をつけて寝るとしっとりすべすべに。
ボディケア
お風呂上がりの全身の保湿にボディクリームとして使います。
使い続けるうちに肌が柔らかくなります。
日焼けを予防
シアバターには紫外線から肌を守る働きがあります。ちょっとした日差しから日焼けを防ぐ日焼け止めに。
日焼け後の肌の炎症を抑える効果もあります。
ヘアケア
洗髪後のタオルドライの後に、毛先を中心になじませるようにトリートメントとして。
ドライヤー後も乾燥を防ぎ、滑らかな髪に。
たくさん塗ったり、根元から塗ってしまうとべたつきの原因になってしまうので毛先を中心に少量ずつ塗ります。
マスクによる肌荒れ防止に
日常的にマスクを使用し、マスクによる摩擦や蒸れで肌が荒れやすくなっています。
シアバターはマスクによる肌荒れ対策にも効果的。肌にシアバターを塗っておくことで乾燥や摩擦による肌荒れ防止に効果があります。